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実験によって得た能力

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ここでの実験によって、ボクと妹は、いくつか特殊な能力を得ました。
脱出の手段や、研究所の場所の特定につながるかもしれないので、

各能力について、わかっている範囲で、書き記しておきます

電脳世界へのアクセス

ボク達は、意識そのものをインターネットにつなぎ、仮想空間で現実と同じように行動できます。
インターネットでの連絡も、この能力を用いて行っています。

ただし、電脳空間にアクセスした時点では、文章の読み書き程度の簡単な行動以外は、難しいです。
現実の肉体に近い、アバターの体を用いることで、うまく活動ができるようになります。

アバターの関節可動域や、質によって、行動できる範囲や、作業の精度が変わる実感があります。
ただ、可動域や質が低いモデルだと疲れにくいので、

精度を要求しなかったり、疲れやすい作業の時や、長時間アクセスし続けるときには、使用しています。

また、電脳空間に来る時は、実験用の装備を着用しないとあまりうまく行動できません。

少し文章の読み書きをするくらいなら、寝る前にベッドからアクセスすることもありますが、

基本的には、実験後に、更衣室で着替え直してから連絡をとっております。


※電脳空間での日時について

記憶の映像化

電脳空間で使用できると判明した能力です。
現実の映像は、これで撮影しています。

ただ、稀にですが、イメージも混ざってしまうことがあるため、

完全に正確には撮影できていないときもあるかもしれません。

妹が、誘拐される以前の記憶も映像化できないか試したが、

ノイズが酷くて見れたものではなかった、と言っていたことがあります。
改造されてからの能力だから、改造された後の記憶しか再現できないのだと思われます。

 

 


透視

以前、視界の遮られた状況での実験で、遮られているはずの視界が復活したことがあったので、

そのような機能を付けられたのではないかと疑っています。

ただ、発動手順がわからないため、現時点では、意識的に使用することはできません。
それができれば、新しい手掛かりを探すのに役立ちそうだと思います。

再現

妹が、時々、現実世界の物体の見えない部分まで、電脳空間上で再現することがあります。
これも先述した透視能力の延長ではないか、と考えています。

本人はそんな能力はない、と言っていますが、

妹が持っているであろう知識や技術で作ることができる範囲を超えた物を

作り出すことがあるのは確かです。


以前、この能力に期待して、妹に研究所内部の仮想空間の模型を製作してもらい、

その中を探索したことがあります。

その際、隠し空間のような場所を見つけたのですが、実際のその場所はただの壁だったので、

この能力も今のところ、役に立つかはわかりません。
 

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